最高裁が住基ネットは「合憲」 プライバシー権侵害せず

 住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)の運用はプライバシー侵害で違憲として、大阪府吹田、守口両市の住民が各市に住基ネットからの離脱を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷は6日、「住基ネットプライバシー権を侵害せず、合憲」とする初判断を示した。
 その上で「拒絶している住民への適用はプライバシー侵害で違憲」として離脱を認めた2審大阪高裁判決を破棄、住民の逆転敗訴とした。請求を棄却した1審大阪地裁判決が確定した。
 涌井紀夫裁判長は「住基ネットで管理される氏名、住所などは個人の内面にかかわる秘匿性の高い情報とはいえない。情報漏えいや目的外利用の具体的な危険性はない」との判断を示した。
 第1小法廷は同日、千葉、愛知、石川各県の住民が起こした同様の3件の訴訟の判決で、請求を退けたそれぞれの2審判決を支持、住民側上告を棄却。計4件でいずれも住民敗訴となった。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008030690180239.html

ここで思い浮かぶのが、箕面市です。上告を断念しましたが、上告審はこのような結果になり、箕面市長の心中はどうなんでしょうか。
最高裁に、本日の判決文が掲載されていたので、参考までに→http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20080306142412.pdf