レジ袋の削減義務付け条例、東京・杉並区が全国初
スーパーなどの事業者にレジ袋削減を義務づける条例案が14日、東京都杉並区議会で可決され、区は即日公布した。区内の事業者はそれぞれ削減の目標値を設け、実現に向けた具体的な計画を区長に提出しなければならない。区によると、全国で初めての試みだという。
レジ袋の使用枚数が年間20万枚以上で、マイバッグ持参率60%以上という目標が未達成の、食品を扱う事業者が対象。スーパーやコンビニエンスストアなど区内約300店にのぼるという。レジ袋を有料化する必要はないが、09年度までに削減目標を達成するための計画策定が求められる。
計画書を提出しなかったり、取り組みが不十分だったりする場合は区が勧告し、事業者名を公表する。
http://www.asahi.com/special/070110/TKY200803140317.html
まずは、全国初ということで、法規担当の方に敬意を表し、条例案を確認。
こちらが条例案→http://www.gikai.city.suginami.tokyo.jp/pdf/2008/20-1gian7.pdf
ざっと目を通して、気になった(悪い意味ではない)ことを少々。
- 「規則に委任とする内容が多いこと」
- 「レジ袋の定義について」
細かい内容まで条例に規定すると、動きにくくなるし、仕方ないのかなと。
レジ袋の定義については、
事業所又は事務所(以下「事業所等」という。)において、商品を運搬するために譲渡されるプラスチック製の手提げ袋をいう。
「手提げ」というと、「提げる*1」の意味からすると、あのレジ通過後の生鮮食品などを入れたりするビニール袋*2も入るのだろうか。
「プラスチック製の手提げ袋」は素直に読むと、
「プラスチック製の手で持ったり、肩や腰に掛けたりして物を持つ袋」?
同様の定義をしている「すぎなみ環境目的税条例」の制定当時の会議録がupされていないので、リーフレット(http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/skmzei_leaflet05.pdf)を見ると、
買物などで、商品を運ぶために街の商店やスーパー、コンビニなどから無料又は有料で受け取るプラスチック製の手提げ袋(レジ袋)です。
手提げ部分にミシン目が付いたまま、そのミシン目を抜いていない袋や巾着状の袋を含みます。一方、トイレットペーパーを包んでいる袋のような商品と一体となっているものや商品そのものと認められる袋は該当しません。
ミシン目を抜いていない?巾着状の?
う〜む。日本語って難しいです、はい。
どちらにせよ、目的を達成することが一番重要ですからね。