薬害や結核、住基ネットで追跡=全国初、条例改正へ−兵庫県

 薬害によるC型肝炎ウイルス感染の恐れがある人や結核患者の転居先を把握し、本人に必要な情報を通知するため住民基本台帳ネットワークシステムを活用できるよう、兵庫県が条例改正を検討していることが18日までに分かった。12月議会に改正案を提出する方針だ。総務省によると、疾病追跡への住基ネット利用は全国で初めて。
 プライバシー侵害との批判も出そうだが、県は「事務作業を効率化し、県民の命を守ることができる。情報の取り扱いには細心の注意を払う」(市町振興課)としている
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200811/2008111800551

 ここまで、踏み込む必要があるのか、個人的には疑問です。疾病追跡を行ううちに、監視を手段とする行政へと傾倒しないかと危惧いたします。まあ、兵庫県の実態は承知していませんが、現状において、そんなに県民の命を危険に晒した状態なのでしょうか。確かに、感染症の予防など県民の生命を守るという意味において、上記のような要請があることも理解できます。要はそのバランスの問題なのでしょうね。