ふるさと納税制度 西宮市が「甲子園」に特化した寄付金検討

 生まれ育った自治体などに寄付すると、個人住民税などが軽減される「ふるさと納税制度」で、兵庫県西宮市は9日、高校野球の聖地・阪神甲子園球場周辺の環境整備を目的とした「ふるさと西宮・甲子園寄付金」を募ることを明らかにした。実際にプレーした元高校球児や高校野球ファンなど、甲子園に思い入れのある市外在住者がターゲット。早ければ来月から募集を始める。(中略)西宮市は大阪と神戸の間に位置する住宅地で、市外出身者も多い。ふるさと納税制度導入で、他自治体に寄付する市外出身者が相次ぎ、個人住民税が減収となる恐れがあるため、代替財源を確保しようと、寄付を募ることを決めた。

 甲子園、正式には「阪神甲子園球場」である。ここで面白いのが、民間の施設に特化した寄附により、減収に伴う代替財源を確保するというところである。やり方によっては、減収分以上の寄附が集まるかもしれない。
 ふるさと納税の趣旨はともかく、この制度の導入により、その自治体の税収入の減収に伴う行政サービスの低下など住民にツケを回さぬように、自治体職員もアイデアを搾り出さなくてはいけませんね。