全国初の「禁煙条例」 小規模飲食店に3年猶予 神奈川県

 全国初の「禁煙条例」制定を目指す神奈川県は8日、反発の強かった小規模飲食店への導入について、施行後3年間、規制の対象外などとする条例の素案を発表した。猶予期間を設ける一方、違反した施設管理者に最大5万円を科すことも盛り込んだ。県は2009年の2月議会に条例案として提出し、年度内の制定を目指す。施行は公布から6カ月後。
 「県公共的施設における受動喫煙防止条例(仮称)」の素案では、病院や官公庁など公共施設は全面禁煙とする一方、店舗面積100平方メートル以下の飲食店は条例施行後の3年間、規制の適用外とした。県内の全飲食店舗の約7割を占めることになり、県は猶予中に飲食店へ受動喫煙防止への理解を求める。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081209AT1G0802S08122008.html

いよいよという印象ですが、果たしてどのような結果になりましょうか。

 内容は、後でじっくり見させて頂くことにしますが、サーッと目を通して気になって点が一つ。
定義規定の中で、「喫煙」を「たばこに火をつけ、その煙を発生させることをいう。」を定義しています。
つまり、たばこを吸わなくても、たばこに火をつけたら「喫煙」ということになります。
ここら辺は、通常の感覚からすると乖離している様にも思われますから、もう少し工夫したほうが良いと思いますが・・・仕方ないのかな。

とにかく、来年の2月議会から、この条例案が成立する日がいつ頃になるのかという点など、注目ですね。

○神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例(仮称)素案⇒http://www.pref.kanagawa.jp/press/0812/021/shiryo1.pdf
○神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例(仮称)分煙に関する基本的考え方(案)⇒http://www.pref.kanagawa.jp/press/0812/021/shiryo2.pdf